銀行でお金を借りるには、信用が大事だとよく言われますが、具体的にどんなものが信用にあたるのかということは詳しく知らない人も多いかもしれません。そこで、信用とはなにか、そして銀行の審査に通るための対策について解説します。銀行でお金を借りる時の審査では、一般に、年収と返済負担率、勤務形態、勤続年数、個人信用情報などが重要ポイントとなります。返済負担率というのは、年収に対して借金の返済の負担がどのくらいあるのかを表した数値のことで、「借金の年間返済額」を「年収」で割った数値になります。
例えば、年収500万円の人の借金の年間返済額が100万円の場合だと、返済負担率は20%となります。この負担率は25%以下が理想と言われています。また、賃貸マンションなどに住んでいて、家賃の支払いがある人は、住宅ローンの返済が毎月あるのと変わらないので、それも考慮されます。年収よりも、この返済負担率がどのくらいあるのかのほうが審査に通るかは重要です。
例えば、年収100万円でも他に借金がなければ10万円くらいならあっさり借りられたりしますが、年収500万円でも他に借金がたくさんある場合には審査に通らないこともよくあります。また、住宅ローンや自動車ローンのような有担保型のローンでは、担保の評価額も重要になります。住宅ローンでは、団体信用生命保険への加入がほぼ必須なので、生命保険の審査に通るために健康状態も重要になってきます。安定した収入があることや、勤続年数が長いことの他に、人間的な信用度についても重要です。
過去にクレジットカードやローンの支払いで延滞したことがあり、個人信用情報にその記録が残っている人は、約束を守れない人として審査に落とされることがあります。特に銀行はこの個人信用情報に対しては厳しい目で見ますので、クレジットカードやローンの支払いでは絶対に延滞しないように気をつけておく必要があります。
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