日本円とアメリカドルだけがFXではない

一般的にFXというと、投資の初心者の人ほど日本の円とアメリカのドルとを頭に思い浮かべる傾向が強いものです。確かに円もドルも、外国為替市場においては大きな存在感があります。ですから日本人の投資家であるのなら、当然のこととして、円とドルの通貨ペアこそが最も馴染み深いものだと感じることでしょう。しかし、外国為替市場には円やドル以外にも様々な通貨があります。

たとえばヨーロッパのユーロやイギリスのポンド、それに近年になって急激に存在感を高めている中国の人民元などもあります。ですから欧米先進国の通貨をはじめとして、アジアやアフリカの新興国の通貨もあって、FXで取り引きする際にも数多くの通貨ペアが存在しているのです。それらの様々な通貨ペアの中には、日本人の投資家には馴染みの薄い通貨も多いことでしょう。しかし、せっかく数多くの通貨ペアがあるのですから、日本円とアメリカドルだけの取り引きだけしかしないのは考えものです。

確かに、初心者がいきなり見知らぬ国の聞いたこともないような通貨を扱うのは良くないことでしょう。しかし、ある程度キャリアを積んでFX投資に慣れてきたならば、少しずつ取り扱う通貨ペアの選択肢を増やしていくことも検討すべきではないでしょうか。そのほうが円とドルだけの通貨ペアよりも、きっと投資の幅が拡がることでしょう。もちろんその際には、その国の経済のことも勉強しなければなりませんし、その国の通貨の基本的な特徴なども事前に把握しておくべきです。

そうした勉強は忘れないようにしましょう。

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