FXトレーディングを行う際は、あらかじめ売買条件を決めてからトレーディングを実行しなければなりません。相場の雰囲気や自分の勘だけで売買していては、継続的に利益を出し続けることは出来ないのです。売買条件は、基本的にテクニカル指標を用いて決めます。FXには移動平均線やボリンジャーバンド、MACDやフィボナッチリトレースメントなど様々なテクニカル指標がありますが、トレーディングを行う通貨ペアや時間帯や相場状況に合わせて適切な指標が異なるため、試行錯誤を繰り返しながら売買条件に用いる指標を見つけ出さなければなりません。
そして、テクニカル指標を使った売買条件はひとつだけでは十分ではありません。例えば、移動平均線がクロスした場合にエントリーし、再びクロスしたときにエグジットするという売買条件のみでは、相場のノイズに騙されてしまう可能性があるのです。FX相場は一定の方向性を持って動くわけではなく小刻みに上下動を繰り返すため、小さな動きはノイズとして無視しなければならないのです。そのために、複数の売買条件を用いることが大切です。
売買条件に、移動平均線に加えボリンジャーバンドを追加してみましょう。終値が下のバンドを下回っていることを一つ目の条件に設定し、移動平均線のクロスがあることを二つ目の条件とするのです。複数の条件が満たされたときのみにトレーディングを行うようにすれば、ノイズに騙されることが少なくなります。
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