取引を始めるときのFX業者の選び方

FX取引を始めるときは、まず取引口座を作る必要があります。数多くの業者があり、どこで口座を作るべきか迷ってしまいますが、業者ごとの違いを確認して自分に合った口座を選ぶことが大切です。取引口座を作る際に重視すべきポイントは、取引を行う際に支払わなければならないコストがどの程度掛かるのかという点です。コストには、スプレッドや取引手数料などが挙げられます。

スプレッドは通貨を買う場合と売る場合の差額のことです。同じ時間に同じ通貨の売買をしようとしても、売値と買値が異なっていて、その差額が業者の利益になります。投資家にとっては当然スプレッドが狭い方が有利ですが、スプレッドが狭いということは業者の利益が少ないということでもあり、約定能力やシステムのメンテナンス頻度が劣る可能性があります。取引手数料は取引を行うごとに支払う費用です。

多くのFX業者は取引手数料が無料になっていることが多く、意識しなくても済む費用ですが、一部の業者は取引手数料が課されることがあるので注意しましょう。また、FX業者の中には海外に拠点を持つ海外業者も存在します。日本語のウェブサイトがあるため日本の業者と同じ感覚で口座開設の申し込みを行ってしまいがちですが、国内の業者とは異なる点が多く、さらに出金する際などにトラブルも散見されます。英語が堪能でトラブルに対応できる自信が無ければ、海外の業者は避けたほうが無難です。

FX取引を行うための取引口座は、複数の業者を比較して選ぶべきなのです。