FXトレードにおいてはポジションの持ち方を工夫することが大事です。ポジションを持ちたい局面において、同じ価格で複数のポジションを持っても良いのですが、価格を分散させて少しずつポジションを持つほうがリスク管理の観点からも良いと言えます。デイトレードなどの短期トレードであれば、値動きがさほど大きくなければ複数のポジションをまとめて持っても問題がないこともありますが、日足や週足をベースとしてトレードをしている場合には大事な考え方となります。なぜならば、日足や週足のチャートにおいては、ポジションを持っても良い局面の価格帯が広いことがあります。
FXにおける相場は波動であることから、例えば上昇すると判断してポジションを持っても、必ず一方的に上昇するとは限りません。途中で調整の下落を含みながら上昇していきます。つまり、複数のポジションをまとめて保有した場合には、一時的にポジションを持った方向と逆方向に相場が動いたときの含み損が大きくなるリスクがあります。もちろん、その含み損が資金管理に影響を与えないものと考えているならば良いのですが、証拠金をついかしなければならない、あるいはロスカットとなってしまっては意味がありません。
複数にポジションを分散させておけば、あるポジションは含み損でも別のポジションは含み益になるというように、資金全体から見てリスクをコントロールすることが可能となります。このようにFXトレードでは全体の資金からポジションの持ち方が大事です。
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